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Elec(ry な日常

微妙に忙しかったりしますが、楽しく仕事してます。更新サボり気味なのは勘弁して下さいw
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全バラ

2008/06/22(Sun)01:17

 久しぶりにTTR解体しました、事故車のニコイチ以来だなぁ。

 ちなみに「中古購入のフレーム+前後足回り一式」の部分をバラすのは初めて。ヤフオクで購入後、届いた一式のあまりの状態の良さに、確認作業を省略してチャッチャとエンジン載せちゃったのでありました(汗。

 あれから1年と3ヶ月、小豆島でボロボロ泥まみれになったTTRのメンテと次の目標に向けて、重整備を開始。全部バラバラにしてフレーム単体で洗車、ようやくスッキリしました。あとは塗装ハゲ部分の錆落とし&タッチアップ。そしていよいよ問題のリンク点検…
 
 バラしてみると、全シャフトにグリスがキッチリ塗られてる。カラーを抜くと…おー、完璧じゃないですか。錆どころか、全箇所ギッシリとグリスが詰まってて、ニードルベアリングもピカピカ、シールの劣化もまったく無し。「友人に譲るはずがキャンセルに」という商品説明があったのですが、その友人のためにキッチリ整備してたんでしょうねぇ。ホントにいい買い物でした。



 そのまま組み戻しちゃっても良かったんだけど、ドロ汚れの洗浄時に洗剤かけて若干乳化させちゃったので、一度グリスを取り除き、新しいグリスに詰め替えておきます。このとき気に入ったのは、この車体が最終型であるのに、ポリルーブベアリングでなく初期型で使用されてたニードルベアリングが入っていたこと。ポリルーブは長期間の無給脂化、メンテナンスの削減に効果的とのことで、WR250Fにも使われてるみたいです(NTN資料より)。しかし前に乗ってた車体・リンクのそれには砂でも入ったのか、ポリルーブが跡形も無く崩れ、ニードルは錆び、擦れてできた破片、粉末がサラサラと出てくる有様。前車体の前オーナーはメンテをサボってたんでしょうか?一応NAだったかIBだったかスゴイ人なんですが…レーサーの整備が大変で、トレールは乗りっ放しだったのかも。…そういえばこのTTR、実は水没車だって言ってたなぁ(笑。という訳でこの手のメンテフリーというコトバが信用できなくなった僕は、いずれ初期型用のベアリングに…と思っていたのです。

 それから初期型についてたグリスニップルも、僕には必要無いですね。破損の可能性が増えるのも嫌だし、グリスを詰めこんでみても中を確認できないのは不安というか…トレールバイクでも、せめて1~2年に1回はリンク周りの分解・点検をしたい。ならバラしたついでにグリスアップすれば良いかな、と思ってます。

 少し話が前後しますが、TTRの中期型からはピボット、リンクにポリルーブベアリングが使われ、グリスニップルが廃止されました。でもポリルーブベアリングって基本グリス追加できないんですよね。シール劣化で泥水入ったら一発でダメになると思うし、前車体の惨状もそれを物語っているように思います。ポリルーブの潤滑効果も無限に続く訳ではないし、その度に新品交換だと考えると…ニードルベアリングをマメにメンテしてる方が長持ちしそうな気もします。

 こんな風にあーだこーだと考えてるうちに思いついたのが「初期型のニードルベアリング+後期型のカラー、シャフト(ニップル無し)」の組み合わせ。そしてヤフオク経由でウチにやって来たのが、まさにその考え通りの車体だった、と。それだけなんですが、これはもうベストな車体を引き当てたと思うと、何だかすごく嬉しかったです。神様ありがとう。



おまけ

 ステムベアリングの方はグリスが流れちゃって少ししか残ってなかったけど、錆・打痕も無くてベアリング自体は大丈夫そうでした。こちらにもグリスを奥まで詰め込んでおきました。

 …明日からは、組み立てだ~
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No.102|TT250RComment(0)Trackback

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